災害レポート

昭和58年山陰豪雨災害による三隅川の洪水氾濫

(京都大学防災研究所 中川 一氏による(写真:三隅町役場提供))

川沿いの4本の桜がまだある(AM8:00)。
流向は左から右で,桜並木の向こう側が三隅川.

川沿いの4本の桜が流失しており、この付近の堤防が破堤したと考えられる。
最高水位時(AM8:30).

三隅川に架かる三隅大橋が水没している.

多量の流木が破堤口から流入.

流木が家屋間でアーチを形成しているのがわかる.

木造家屋の流失

水位が低下してきている.

役場前にうず高く堆積した流木の山

大橋通りにうず高く堆積した流木の山

三隅大橋の被災状況.

この災害に関する報告書等

角屋 睦(研究代表者)
昭和58年7月山陰豪雨災害の調査研究,文部省科学研究費(No.58022003)自然災害特別研究研究成果報告書,自然災害総合研究班,昭和59年3月.
角屋 睦
昭和58年7月山陰豪雨災害,京都大学防災研究所年報,第27号A,1984,pp.45- 50.
村本嘉雄・藤田裕一郎・大久保賢治
洪水氾濫による堤内地の侵食と堆積 -三隅川の1983年水害の場合-,京都大学防災研究所年報,第27号B-2,1984年,pp.133-160.
後町幸雄・中島暢太郎
昭和58年7月豪雨の気象特性,京都大学防災研究所年報,第27号B-2,1984年,pp.121-132.
上野鉄男・宇民 正
昭和58年7月豪雨による三隅川の河川構造物災害とその実験的検討,京都大学防災研究所年報,第27号B-2,1984年,pp.161-178.
河田惠昭・中川 一
三隅川の洪水災害 -洪水氾濫と家屋の被害-,京都大学防災研究所年報,第27号B-2,1984年,pp.179-196.