ホンネで語ろう「ぼうさい」イブニングカフェ

コロナ禍において当学会の研究発表会もオンライン開催となるなどなかなか皆様と顔を合わせて意⾒交換する機会に恵まれない状況にあります。この機会をとらえて、インターネット上で肩の凝らない、しかし、本質的な議論をできる場を作りたいと思っております。

学会員でない方もご参加いただけます。コーヒー片手に気軽にご参加ください。

第4回 2022年12月20日
第3回 2022年10月20日
第2回 2022年8月25日
第1回 2022年6月23日

第4回 本音で語ろう「個人的なケアの経験と、ケアとしての避難学試論」

Speaker
長岡技術科学大学 環境社会基盤系 松田曜子さん

専任教員として着任し5年目の2020年、私は子どもを授かり翌年母になりました。育休を経て復帰し 1 年が経ちます。執筆に没頭できる時間は削られ、体力は奪われ、移動の自由は制限され、研究者としての成果を築く上では不利なことが増えました。一方、子育ては出産の日から今日まで一日も絶えることなく続く、日々のケアの積み重ねですから、これを継続することで研究者としての私にも大いに影響を与えてくれたと感じています。その一つが、今の避難の考え方における「ケア」の視点の欠如です。

いやいや「避難行動要支援者」を巡る議論は、近年充実してきているのではないかという声もあるでしょう。しかし、今の避難の考え方、すなわち「体力もあり合理的に行動できる多数者には、合理的判断を促す精度の高い情報提供を行い、体力がなく、非合理的な行動を取ってしまう「弱者」には、レベル 3 という時間的猶予と付加的な援助を加えればよい」という見立て自体が、多数者による一方的な視点の押しつけではないだろうか・・・と考えるに至りました。

ケアの倫理論者ジョアン・トロントは、ケアについて「わたしたちがこの世界で、できる限り善く生きるために、この世界を維持し、継続させ、修復するためになす、すべての活動」と定義し、それは「常に関係的」だと述べています。災害時の避難が「犠牲者の数を減らしたい」人のために行われるのではなく、「私たちができる限り善く生きるために」行われるものだとすれば、これはまさにケアの営みであり、強者だろうと弱者だろうと、他者との関係性なくしては行われないものだという見立てができるのではないでしょうか。その見立てに基づいて描ける避難行動モデルとはどのようなものでしょうか。

私自身も今答えを持ち合わせているわけではありません。ぜひ、参加者の方々と一緒に考えてみたいと思います。


日時
2022年12月20日(火)15:00-16:00
スケジュール
前半30分話題提供、後半30分意見交換
開催方法: zoom
以下、URLからお申し込みください。
(定員100名。定員になり次第締切させていただきます。)
申し込み先(事前申し込みください)
https://zoom.us/meeting/register/tJcrf--hrzkrGtHaMqCfTFmm8ZX2CTqNEayU

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
主催
日本自然災害学会
世話人
日本自然災害学会中部地区
小山 真紀(岐阜大学)・秦 康範(山梨大学)
問い合わせ先
sai@jsnds.org (学会事務局)

第3回 本音で語ろう「これからの関西の防災」

防災を専門的に学ぶ大学生と防災をまったく専門としない大学生に「関西の防災」に関する率直な思いを語ってもらいます.両者の対比をもとに,防災を進めるための課題やその解決方法について,参加者のみなさんと一緒に話し合いたいと思います.
日時
2022年10月20日(木)15:00-16:30
定員
40名(対面会場), 50名(オンライン会場)
※ 対面会場はワンドリンク制(参加者負担)
会場
対面会場(高槻市「安満遺跡公園」内 レストラン「ファーマーズクラブ」), オンライン会場
申込フォーム
https://forms.gle/qJd36dcuj1XMbDE96
主催
日本自然災害学会
世話人
奥村与志弘・城下英行
連絡先
日本自然災害学会 事務局
email: sai@jsnds.org

第2回 子供たちへの防災教育 と“モヤモヤ”

日時
2022年8月25日(木)15:00-16:15
開催方法
zoom
申込方法
以下、URLからお申し込みください。
(定員100名。定員になり次第締切させていただきます。お申込みと共に、事前アンケートにもご協力下さい。)
https://zoom.us/meeting/register/tJcode6sqTkiEtEU7VbLo2-G8hXlN5vYtJeQ
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
主催
日本自然災害学会
連絡先
日本自然災害学会 中国・四国地区世話人 徳島大学 井若和久・金井純子
email: junko.kanai@tokushima-u.ac.jp(金井)
趣旨
 防災教育は、学校や地域のみならず、様々な機会・場を通じて、1.それぞれが暮らす地域の、災害・社会の特性や防災科学技術等についての知識を備え、減災のために事前に必要な準備をする能力、2.自然災害から身を守り、被災した場合でもその後の生活を乗り切る能力、3.進んで他の人々や地域の安全を支えることができる能力、4.災害からの復興を成し遂げ、安全・安心な社会を構築する能力、といった「生きる力」を涵養し、能動的に防災に対応することのできる人材を育成するために行われます(文部科学省)。
 皆さんは、防災教育に関わったことはありますか?小中高の先生はもちろんのこと、防災士として、自主防災会として、防災や自然災害の専門家として、様々な形で協力している(したことのある)方も多いと思います。しかし、「子供たちに何をどう教えるべきか分からない」「防災の指導に自信がない」「教育効果が見えづらい」「指導者の自己満足になってはいないか?」など、指導者は多くの悩みを抱えているようです。今回は、そのような課題を乗り越えながら、学校等と連携して防災教育を実践されている講師2人をお迎えします。ディスカッションを通して、防災教育の実践方法とモヤモヤについて語りましょう。きっと、皆さまのお悩み解決につがる良いヒントが得られることでしょう。
スケジュール
15:00-15:05 企画の趣旨説明とスケジュール
15:05-15:35 話題提供(15分×2人)
15:35-16:05 フリーディスカッション
16:05-16:15 まとめ
Speakers
徳島大学環境防災研究センター助教 松重 摩耶 氏
「四国防災八十八話などの防災教育活動について」
愛媛大学防災情報研究センター 特定教授 山本 浩司 氏
「事前復興の視点から学ぶ防災教育について」
松重 摩耶 氏
山本 浩司 氏

第1回 「くまもとクロスロード研究会の実践と課題」について語る

日時
2022年6月23日(木)16:30-18:00
開催方法
zoom
申込
以下、URLからお申し込みください。
(定員300名。定員になり次第締切させていただきます。)
https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/tZEsdu-srD0oGdZlF6N61nfh-K6FRjf-XF3M
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
連絡先
日本自然災害学会 九州地区世話人 熊本大学 竹内裕希子
email: yukikot@kumamoto-u.ac.jp
スケジュール
16:30- ホンネで語ろう「ぼうさい」イブニングカフェ 趣旨説明
16:40- 九州地区話題提供の趣旨と本日のスケジュール
16:45- 「くまもとクロスロード研究会の実践と課題」
17:15- フリーディスカッション
17:50- まとめ
Speakers
徳永伸介
消防士。くまもとクロスロード研究会代表。「火消しを仕事に人の心に灯火をともす」をモットーに活動中。
松里健一
防災士。くまもとクロスロード研究会事務局長。まちなか防災について試行錯誤中。
田中尚人
熊大准教授。くまもとクロスロード研究会幹事長。まちづくりをアクションリサーチ中。