日本自然災害学会の概要と目的

本会は日本自然災害学会(Japan Society for Natural Disaster Science: JSNDS)と称し,自然災害科学の研究の向上と発展につとめるとともに,防災・減災に資することを目的として,昭和56年3月に設立されました.現在,約700名の正会員を擁し,主たる学会活動として,総合学術情報誌「自然災害科学」を年間4号発行,英文誌「Journal of Natural Disaster Science」を年間2号発行するとともに,年1回年次学術講演会を開催しております.

1959年の伊勢湾台風による災害を契機として,自然災害科学および防災科学の研究の重要性が認識され,自然災害科学総合研究班を中心に,従来の各種の学問領域を糾合する独自の組織ならびに学問体系が形成されてきたことを基礎として,本学会が設立されました.本学会の活動の成果は,1993年度からの文部省科学研究費における複合領域「自然災害科学」の採用にも現れています.日本は今や自然災害科学および防災科学技術の先進国となり,1990年から始まった「国際防災の十年」でも主導的役割を演じてきております.また,阪神・淡路大震災に関しましても,「緊急対応特集号」を発刊し,危機管理,緊急時の交通問題,避難所の問題,被災建物の応急危険度判定,こころのケア,震災情報に関する研究者ネットワークの問題など,この災害で露呈された諸問題についても学際的な視点からいち早く取りあげております.

このような時機にあたり,本学会では会員数を大幅に増やし,学会活動を益々活力あるものとして行きたいと考えております.自然災害科学・防災技術を専門とされる自治体や企業などの組織や個人あるいは自然災害に関心をもっておられる皆様が本学会に参加されますようにお誘いいたします.本学会への入会申し込みにつきましては,入会申し込みのページをご参照下さい.

本会は上記目的を達成するために以下のような事業を行っています.

  1. 自然災害の基礎的学術研究,応用的技術研究ならびに防災・減災システムの究明に関する調査研究
  2. 自然災害科学の知識の普及
  3. 大学,公官庁および民間団体等の自然災害関係研究者および技術者の交流と連携
  4. 自然災害関係の研究者および技術者の養成
  5. 自然災害科学研究の国際的学術交流
  6. 学会活動の一環として学術大会,学術例会,研究会,講習会の開催と学会誌「自然災害科学」,英文誌「Journal of Natural Disaster Science」等の刊行
  7. その他本会の目的を達成するために必要な事業